日本から遠い南米はなかなか気軽に行ける場所ではないのでせっかく行くからにはとことん満喫したいですよね。
自分たちも下調べして訪れたつもりでしたが、情報収集不足のためいくつか失敗がありました。
それらを踏まえ、イグアスの滝を訪れる際に気をつけたいポイントをご紹介します。
この記事のもくじ
イグアスの滝
南米大陸のアルゼンチンとブラジルの二国にまたがる世界最大の滝。イグアス (Iguazu) とは先住民のグアラニ族の言葉で大いなる水 (Y Guazú)という意味。イグアス川の下流にある。この滝を含むブラジルのイグアス国立公園とアルゼンチンのイグアス国立公園は、ともにユネスコ世界遺産に登録されている。最大落差80メートル以上。「悪魔の喉笛」(Garganta del Diablo) が有名な観光名所である。歩いても船でもヘリコプターでも観光できる。アメリカのT.ルーズベルト大統領が夫妻で訪れた際、イグアスの滝を見た夫人が「かわいそうなナイアガラよ」と言った話は有名。
ウィキペディアより引用
イグアスの滝ってどこ?
まずそもそもイグアスの滝ってどこにあるのでしょうか?グーグルマップで調べてみました。
ほぼ日本の裏側になりますね。
現在アルゼンチンには日本からの直行便はないため、アメリカの都市を経由してブエノスアイレスまで行き、そこから国内線でイグアス空港に行くというのが王道でしょうか。
(注:アメリカを経由する場合は事前にESTAの申請も必要です)
所要時間は乗り継ぎ込みで25時間〜32時間ほどかかります。地球の裏側はなかなか遠いですね。
イグアス空港への航空会社
イグアス空港へアルゼンチン国内(主にブエノスアイレス)から運行している航空会社は2社あります。
ワンワールド系のLATAM航空とスカイチーム系のアルゼンチン航空です。
これらの航空会社は機体サイズ、値段などは大きく差はありません。
ただ一つ、預け荷物の重量制限に大きな違いがあります。
通常のエコノミーで航空券を購入すると、LATAM航空は23kgまでに対しアルゼンチン航空はなんと16kgまでです。
それ以上の荷物を預けようとすると超過料金が650アルゼンチンペソ(日本円にして約3500円:2018年2月現在)かかります。
長期旅行の場合はこの重量制限が地味に効いてきます。今の時代、LCCでも20kgまで許容するところが多い中それよりも荷物に対して厳しいのでご注意下さい。
イグアス国立公園(アルゼンチン側)
観光ルート
アルゼンチン側のイグアス国立公園は結構広く、また見所もたくさんあります。
メインルートは大きく分けて3つ。
「悪魔の喉笛(Garganta del Diablo)を見に行くルート」「イグアス国立公園の滝を上から眺めるルート(Upper Trail)」「イグアス国立公園の滝を下から眺めるルート(Lower Trail)」です。
園内はトロッコを利用して移動することもできます。
アクティビティ
『Iguazu Jungle』という会社による園内のアクティビティもあります。
メインのアクティビティは2つあります。
- Great Adventure(ジャングルの中を四輪駆動車で巡るツアー+滝にボートで突っ込むツアー)
- Nautical Adventure(滝にボートで突っ込むツアー)
単純に滝を間近で実感するのであればNautical Adventureの方が短時間でいいかもしれません。
しかし、雨季の場合、アクティビティ(ボート)の発着所の橋が増水のせいで渡れなくなったりするのでご注意下さい。
その際はGreat Adventureのみの営業となるようです。(Great Adventureのボート発着所は増水の影響を受けない場所にあります)
そうなると参加人数に限りが出てしまうようなので早めの受付をオススメします。(自分たちは12時過ぎにイグアス国立公園に着きましたが、当日分はすでに完売していました。)
個人的にはジャングル観光はどちらでもという感じですが、ボートはぜひ参加するのをオススメします。
世界三大瀑布に突っ込むのはとても思い出に残りますよ。
オススメ滞在日数
見所が多いため国立公園を満喫し、アクティビティに参加していたら丸1日は十分かかります。
雨季の場合、アクティビティに当日参加できないことも考えると中2日はあると良いかもしれません。
ブラジル側のイグアスの滝へ行くために
イグアスの滝はアルゼンチン、ブラジル両国にまたがってあり、それぞれ国立公園があります。
そのため、両方観光しようとする人は多いのではないでしょうか。
その際に注意すべきは「ブラジル観光ビザ」です。
ブログなどでは時折日帰り観光ではビザは必要なかったなどの情報があります。自分もタクシーの運転手にビザなしで連れて行ってあげるよなどと誘われましたが、原則的にはビザが必要だと思いますのでしっかりと用意しましょう。
ブラジル観光ビザの取得方法は3つあります。
- 日本国内で取得
- 他国で取得
- インターネットで取得
日本国内で取得
日本国内で取得するには東京・浜松・名古屋にあるブラジル総領事館を訪れる必要があります。
必要書類も厳格でまた申請、受け取りと最低2度総領事館に行かないといけないため、個人的にはあまりお勧めではありません。
詳しくはこちらを参照ください。
他国で取得
他国で取得といっても、プエルト・イグアス(アルゼンチン)で取得しようとする方が多いと思います。
市内にブラジル大使館があり、営業時間は月曜から金曜日AM8時からPM2時までです。
時間外はもちろん空いていません(笑)
実際にビザを取得した人の話を聞くと、午前中に申請すれば翌日にもらえることが多いようです。
必要書類はパスポート、銀行の残高証明書、ブラジル出国の航空券の控え、顔写真です。顔写真以外は全て紙媒体でなければ受け付けてもらえないようなのでご注意下さい。(大使館近くに写真撮影所はあるようです)
インターネットで取得
2018年1月11日からインターネット上でも申請・取得ができるようになりました。
詳しくはこちらを参照ください。
自分は情報収集不足でビザが取得できず、また滞在日数も短かったためブラジル側のイグアスの滝は諦めました。
アルゼンチン側のみでも十分すぎるくらい堪能できますが、ブラジル側へも行こうと思っている方はしっかりと準備して行きましょう。(ぜひ訪れてその楽しさをおすそ分け下さいw)
まとめ
自分が実際にイグアスの滝を訪れて参考になりそうなことをご紹介しました。
またもし良ければ滞在記も参考にしてください。
【世界一周】世界三大瀑布・イグアスの滝、そのスケールは規格外! | らいふブック
【世界一周】毎秒65000トンの荒行!?ーイグアスの滝ー | らいふブック
みなさんの旅に少しでも役に立てれば幸いです。
お付き合い頂き、ありがとうございました。